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「いい質問が人を動かす」は、対人関係で役に立つ質問の仕方が満載

2016年くらいに刊行された「いい質問が人を動かす」のレビューです。

いい質問が人を動かす


現役弁護士である谷原 誠さんによる、質問をすると何が良いのか?得られるのか?、質問をする場合は、どんな質問の仕方が良いのか?、議論・ビジネスを制する質問の仕方や、自分に対しての問いかけ方などが書かれています。この本に書いてあるエッセンスを実際の行動に活かすのは訓練が必要ですけど、役に立つこと多めです。

 

「いい質問」が人を動かす

「いい質問」が人を動かす

  • 作者:谷原 誠
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

読了時間  2時間程度

読みやすさ ★★★★

おすすめ度 ★★★★

おすすめ読者 ビジネスマン、マネージャー

今回は「いい質問が人を動かす」を読んで、特に参考になった所を抜粋して書いていこうかなと思います。お役に立てると良いなー。

 

質問の仕方はポジティブ×HOW

質問をする際は、5w1hの形になると思うのですが、基本的に質問をする時に、「Why」はあまり多用しないこと。なぜ?を問いかけられると論理的回答を返さなきゃいけない気持ちになるので、できるかぎり何のために?とか誰の?とか別のものに置き換える。(ビジネスは論理が大事なので、例外です。)

本の表紙にもありますが、「なんでこんなことができないの?」ではなく、「どうやったらできるようになるんだろう?」に変換していくことでコミュニケーションを促進させます。加えて質問はネガティブにしない。必ずポジティブに変換する。

「予算がない」を変換して「商品の良さは伝わっている。長期的にコストダウンや売上の増加につながれば良さそうだ」で質問を問いかけていく。

 

僕は結構なぜなぜ問いかけてしまうタイプなので、気をつけようと思っています。

 

相手を納得させるのが目的ではなく、自分で理解してもらう。

主にマネジメントに関する話です。質問を部下やチーム員に問いかけることで、命令するのではなく、自分で答えを出してもらうようにする。相手を肯定し、相手の立場に立って答えを出してあげることで、自分から動くようになる。

プロダクト開発でも、あれやれ、これやれではなく、こういうお客さんの課題があるのだけど、君だったらどういうアプローチがあるかな?とか、こういった機能があったらどうだろうか?とか広げていく。

 

質問はシナリオをたて、相手を肯定させる。

弁護士の質問ってとても考え抜かれているものだと思うのですが、それを応用して漠然と質問するだけではなく、相手が肯定しつつ自分の意図にあった回答を出させるためにちゃんとシナリオを作る。相手のタイミングや負荷を下げつつ質問を駆使できたら、とてもビジネスうまくいくだろうな...

 

ビジネス以外にも、対人関係、親子でも役立つ質問術が詰まっておりますのでおすすめです!

 

「いい質問」が人を動かす

「いい質問」が人を動かす

  • 作者:谷原 誠
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)