今日は、幻冬舎×News Picksの最新作であり今月発売された「ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜 」についてです。
Kaizen Platformの代表取締役であり、元リクルートの凄腕グロースハッカーの須藤憲司さんによる本で、どんな本を書いたのかずっと気になっておりました。この週末に読み終えたので記憶が新しいうちに記事に残します。NEWSPICKS BOOKは手頃な価格で、1時間くらいで読めるので良いよね。
ちなみに須藤憲司さん本人によるnoteの方が、概要は掴みやすいと思いますのでこちらもぜひ読んでみてください。
ハック思考は、いわゆるグロースハックの手法論では無い
そもそもグロースハックの手法論ってなんだよって話かもしれないのですが、アハモーメントだったり、NPSだったり、プロダクトのコンバージョンを上げる・売上を上げる・流入を増やす際にどんな施策を打つべきか?ユーザーのリアクションをどう捉えるか?みたいな今すぐ自分のサービスの実務として施策を求めている人には、ハック思考はあまりおすすめできないかもしれないです。
もっと根本的な、世の中やトレンド、ビジネス、プロダクトの仕組みをどう捉えて、その間にどう入っていくべきかがこの本のポイントであり、須藤さんの体験談や考えていることを基に広く紹介してくれている本です。
先ほど紹介したnoteにもありますが、ハック思考を3分で語るとこれだけ。
①世界を違った角度から見つめ、他人が気づいてない規則性や法則に気づく
②その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する
このハック思考を筆者のエピソードとしてリクルート時代に雑誌の販売をどう伸ばしたか?、①の規則性を見つけるためにどんな事を須藤さんはしてきたのか?②を取り入れる時に、どんな方法論があるのか。を須藤さんの体験談や世の中の事例を基に解きほぐしている本です。
個人的に読んでいて面白かったのは、雑誌販売におけるマーケティング戦略の4Pで何が一番重要か?どうハックするか?、リクルートの組織の考え方、須藤さんの中学生時代の話。
この問いが面白そうと感じた方は、ぜひ購入をおすすめします。
あなたは中学校2年生です。
中学校の身の回りにあるものと中学校で学ぶ知識だけを使って、最強のビジネスモデルとは何か?答えを出しなさい
「ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜 」
ちなみに余談ですが、グロースハックの手法論ではこちらの本が個人的にはオススメしです。これも記事にしておかなきゃ。
そもそもグロースハックとは、から学ぶ。
より実践的なグロースハックの内容